先日ご紹介したアメリカのTV番組"Amazing Race"が、先週末で最終回でした。わたしは最後から3回目のを、レポートしたわけです。何組ものしろうとさんペアが、ヨーロッパから始まり、世界中いろいろな国でレース(借り物競走?)を繰り広げ、勝ち残り組がとうとうアジアまで来たわけでした。先週は台湾、そして最終回のゴールは、アラスカ・アンカレッジです! ゲームは、1mぐらいあるタラのおなかをさばいて、ゲームのヒントを見つけ出したり、ヘリコプターに乗ったり、氷壁をよじ登ったり。
一つ訂正です。前回「ヒッピー風の父と学生風息子」とご紹介したのは誤りで、なんと「ヒッピー風69歳おじいちゃんと学生風孫むすこ」でした。感動。彼らはいつも助け合っていて、とっても楽しそうでした。(たとえば走らなくちゃいけないところでは、孫がいつもおじいちゃんの大きなリュックを背負ってあげたり。)でもおじいちゃん、孫より頭がきれる。亀の甲より年の功。彼らは堂々3位を射止めました!
日本で1等賞だったアメリカンチャイニーズの父娘は、残念なことに最後のゲームでどんでん返しがあり、この娘さんによる失敗がもとで、2位にとどまりました。アツアツの結婚間近みたいなカップルが大げんかしてしまったり、つきあい始めたばかりのカップルがよりいっそう信頼を深めあったり、いろいろなハプニングが続きましたが、でもこの優勝を逃してしまった圧倒的優勢だった中国人のお父さんは、「このレースを通して、わたしはベター・パーソン(よりよい人間)になれた気がする。」と言っていたのが、印象的でした。 「優勝は逃したけれど、それよりもわたしは、もっと大きな感動を得ることが出来た、」と。