9月9日(火)
Arturo'sのみんなに祝ってもらった私の誕生日に、長年大好きだったギタリスト、ハイラム・ブロックの追悼公演が、24丁目のカッティング・ルームにて行われました。
http://www.hirambullock.co
「24丁目バンド」から、「世界で一番アブナいバンド」まで、すべての今までのハイラムのバンドメンバー、ウイル・リーやランディ・ブレッカーらが集結して、彼の20枚ほどのCDに納められてる曲をはじから演奏するというものです。実は彼の誕生日は2日後の11日で、53歳になるはずでした。 彼が亡くなったのは7月25日、癌の手術後の回復からほどなく、まさかの急逝でした。きょうも、あのステージの真ん中にいるはずの、エネルギッシュな演奏姿の彼がもうこの世にいないなんて、信じられない。
私がハイラムと初めて口をきいたのは、ずいぶん前になるけれど彼がArturo'sに立ち寄ったとき。ピアノを弾いてる私のところへとことことやってきて、僕にも弾かせてくれないかな、歌ってもいい? と。sure! もちろん。(それを聞きたくて何度ブルーノートやいろんなライブハウスへ通ったことでしょう。)その後、彼が大阪生まれであったりするのを知りました。彼のスタジオで、同じくギターのロン・アフィフなどと一緒に、演奏したこともありました。アーティスト・ビザの推薦状も書いてくれていました。最後に交わした会話は、「最近真剣に音楽やってるね、音にでてるよ」と、言われたことです。長年のファンでもあったハイラムにそういわれたときは、ぐっと来ました。やっぱり天才ははやく死んじゃうのでしょうか、彼の冥福を、心より祈ります。
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