12月26日(水)
日本では山下洋輔氏のニューヨーク・トリオとして、来年結成20周年を迎えるメンバーの一人、ベースの大御所セシル・マクビーが、私がハウスピアニストを15年務めるArturo'sで、私が来るのを待っていらした・・・ という驚くべき出来事がきょう、起こりました。
実は私のベーシストが5年間彼に師事していて、いよいよその腕前を初めて、師匠が見にやってきた、というわけでした。そのベーシスト自身も驚いていましたが、私もずいぶんうれしくなってしまいました。だって山下洋輔さんは大学卒業以来もう相当長いファンで、東京にいた頃何度もこのNYトリオは大きなコンサートを見に行ったことがあります。そのトリオのベースのかたですから。
洋輔氏のヨーロッパ(フランスやイタリア公演)での大活躍の様子、台湾公演の模様など、世界でもどんどんと有名になってきていてすごいんだ、と、いろいろ話して下さいました。セシル・マクビーご本人はシャイなかたで、目立つことは嫌いだ、と言われたので、一般のお客様にはアナウンスメントもせず。でも可愛い白人の歌手の奥様が、1曲我々と歌われて楽しそう。おふたりともニコニコして私たちの演奏を2セットとも聴いて帰られました。心あたたまったひとときでした。
余談ですが、このベーシストのもう一人の師匠は、パティトゥーチです。今度は楽しみに彼を待ってみようと思います。
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