スピッツァー前ニューヨーク州知事の後を引き継いだ、黒人で全盲の(片方の目は数%視力が残っており、杖無しで壇上に上がったりすることは可能だそうです、しかし書類などを読むことは不可能で、立派な長い演説を文章を読まずに暗唱するので、有名な人物だそうです。)パターソン知事ですが、後日談で、洗いざらいご自分たち夫婦について、過去の女性関係、夫婦間の不仲、奥さんの愛人などの過去について、マスコミへ公表。そこまでするか・・・という感じですが、ここアメリカはクリスチャンの考え方から日本人とは常識が違い、夫婦である以上、浮気や愛人などはもってのほかである、という風潮であるからか、と、思われます。
どちらかの気持ちがさめたら、まず夫婦であることを解消し、新しいパートナーを捜し求める、というのがアメリカ流のようです。アメリカ人にとって、自分の気持ちにうそをついてはいけない、正直に生きる、というのがまず一番大事な事のようで、日本人のように、自分のわがままのために、子供や親など誰かを傷つけては申し訳ない、というのとは、まるで違います。
すべての文化や伝統、政治、アートなどが、この人間の根底の考え方に乗っ取っているわけですから、我慢強い日本人は、もう少し柔軟に物事を考えてもいいのかも知れませんね。
自分に正直に、生きてみる。簡単じゃないけれど。すがすがしくありたい。セントラルパークの、もうすぐ咲きそうなクロッカスの芽を見ているうちに思えてきました。