KAYOのNY通信

ラジオシティ・クリスマス・ショー

http://christmas.radiocity.com/about.htmlより引用

　ラジオシティミュージックホール・クリスマス・ショー・75周年記念、を見てきました。きれいな写真が（上記の公式サイト）で堪能頂けます。

　まず、ラジオシティ・ホールにはいって最初に目を見張るのが、超大型のツリーをイメージしたシャンデリア。それと今回のクリスマス・ショーでは、３Dの映画にもなっている部分があって、まずショーの最初に、サンタがレインディアたちの引くそりに乗ってラジオシティ・ミュージックホールにやってくるわけですが、マンハッタンの上空から、プレゼントを投げ入れたり、一緒に空の旅を楽しめるのです！
　一瞬のうちにステージの上がセントラル・パークのアイス・スケート場になったり、２階建ての観光バスが、ほんとに６番街、ラジオシティのまわりを走っていくような趣向になっていて、背景のコンピュータグラフィックがすごい！　また、１００人を超えるサンタが（これはステージの背景も素晴らしい ！)　一斉ににップダンスを踊ったり、（子供たちに、サンタ・クロースのお仕事はひとりじゃ大変なので、世界にたくさんいるんだよ、と、言っていました）最後のオモチャ倉庫に妹のプレゼントをもらいに行くところなど、あの大きなステージが一瞬で天井までまるまる、きらきらとおもちゃ箱になって！！
　おみやげには、ライトがつく７５周年記念のバーをもらい、うきうきしてきた１日でした。

　いよいよ昨日は、NYクリスマスの目玉、ロックフェラーセンターの超特大ツリーの点灯式でした。　街は一気にクリスマスモードへまっしぐら。こんなに電力を使って・・・この地球温暖化のおりに・・・なんて思ってたら、やはり、今年からロックフェラーの屋根に取り付けたソーラーパネルを用いて、省エネのLEDライトに変更、１日の電気代は今までの約１／３近くに押さえられるとのこと。エコクリスマスということで、ああ、よかった。

サンクス・ギビング

昨日はサンクス・ギビング。アメリカに最初に移民してきたイギリス人らが、苦労の末の秋の収穫を祝って、神に感謝の気持ちを捧げたのが始まりだそうです。この日はアメリカでは、とにかく親戚家族友人みんなで集まって、いやというほどターキーを食べます。たいがい４連休なので、日本での１１月あたまのシルバーウイーク、という感じでしょうか。NYが、クリスマス直前に静かになる瞬間です。故郷に帰る人たちで、空港も道路も大変な込みようになります。日本のお盆やお正月のような感じです。

私もお呼ばれをして、大変においしいディナーをごちそうになりました。ここのご主人は、もとシェフということで、お料理は最高でした！こんなにターキーがおいしいと思ったことは初めてです！（普通はなんだか固くてドライで味気ない）デザートまですべて手作り、最高のサンクス・ギビングでした。

さて、今日から、ニューヨークの街並みは一気にクリスマスへ向かいます。たくさん写真も撮ってこようと思うので、お楽しみに。

　

To be healthy

毎週土曜日の午前中は、クラシック・ピアノを教えています。この生徒さんはこの２１世紀時代の先端を行く弁護士事務所の弁護士さんで、何とこの２年で現在はモーツアルトを楽しそうに弾いておられます。ま、それはまたゆっくり書くとして、土曜日の午後は、ヘルシーにニューヨーク生活を保つためには、ファーマーズ・オーガニック・マーケット（ユニオン・スクエア）へよく出かけます。この季節は収穫のシーズン。お目当ては、おいしいリンゴ、（毎朝１個で健康な生活が一生送れるとか・・・）、蜂蜜、自家製チーズ、野菜、お花などなど。
　

突然エキストラ

そうそう、なぜ私が、ＮＹが舞台といえどもドンパチの映画を封切りを待ちかねて見に行ったか、その理由を書きます。単純ですが、友人がその映画に出たのです。（で、このトップの写真、大きくしてみるとわかりますが、これはデンゼルの教会での結婚式のシーン。ウエディングドレスとベール（新婦）が映っていて、その左に小さく左横顔が写っているのが、デンゼル、だそう。）

彼女がデンゼルのすぐそばで、撮影が行われたそうです。昨年の９月の話です。彼女は役者さんとかではなく、普通の黒人女性で、突然エキストラに知り合いのつてで頼まれ、行ってみたらデンゼルのすぐそばに立つ役に抜擢され、セリフこそなかったものの、５回も出演の場があり、実際にハーレムのレノックスアベニューなどでロケをしたそうです。５度ともまるで異なるメイク、衣装が用意されており、今年のアカデミー賞候補でもあり、１０００人以上ものスタッフや役者たちが動くハリウッド映画の１部をになったことを、とても誇りに思っているようでした。ＮＹでは、いろんな事が日常茶飯的におこります。（この写真、全部が異なった衣装やメイクの彼女、同一人物です。さすが、ハリウッド！）トライベッカを歩いてたら、ロバート・デ・ニーロが子供と遊んでいた、と言った友人もいます。ブロードウエイのミュージカルを見に行ったら、斜め前がメグ・ライアンだった、とか・・・

映画「アメリカン・ギャングスター」を見た

そういえば、こないだの週末に封切りになった、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ主演の「アメリカン・ギャングスター」を見てきました。これはつい４０年前のハーレムが舞台で、実在（未だ健在）の人物の物語で、普通のニューヨーカーがその筋書きを知っているようなお話だそうです。　また翌日偶然ケーブルＴＶのヒストリー・チャンネルでも、同じ人物のドキュメンタリーをやっていました。　ストーリーに関わるので細かいことをお話しするのは控えますが、なかなか考えされられました。なぜ、彼がこういう行動をとったのか、わかるような気さえしたからです。私自身レイシズムについてはなるべく公の場で語るのを避けてきましたが、またこの件については、後日に。

シティマラソン

今日はニューヨーク・シティマラソンで演奏してきました。

去年は３万７０００人の選手にエールを送りましたが、今日はもっと選手の数が多かったような気がします。まだデータはでていないので、後ほど正確な数字はでることでしょう。選手たちはスタテン・アイランドを出発、ブルックリンに入り、クイーンズを通過、ブロンクスをぐるっと回って、マンハッタンのセントラル・パーク内に設けられたゴールに向かっているわけです。私のバンドはセントラルパーク近くの２２マイル走り終えた地点での演奏でしたが、あと４．２マイルを残すばかり、それでも、今年もコース脇で応援を盛り上げる私たちに向かっての、選手たちのこぼれるような笑顔見たさの演奏で、とても感動的なひとときでした。

ＮＹへ戻りまして

ＮＹへ戻りまして、ほっとする間もなく、翌日から例のごとくトリオでの演奏開始！その上、お世話になったかたのお誕生日だわ、日本から１１名でダンス・インストラクターの集団がブロード・ウエイにみえるわ、そして夕べはわたしのだ〜い好きなハロウイン・パレード！　私の演奏しているお店でも、コワーカーはみんな例年凝った仮装をするので、お店は超満員。マリリン・モンローはいるわ、キャプテン・スパロウはいるわ、インディアンの４人家族はいるわ、２歳ぐらいのモンスターはいるわ、怪傑ゾロはいるわ、フランケン・シュタインはいるわ、人魚は地下鉄に乗っているし、キャット・ウーマンが信号待ちをしてるし、アタマから血を流していてよく見るとそこには斧が刺さっている人がいるわ、ブルドッグがピンクのバレエのチュチュをつけて街角を歩いているし、すごいのはお寿司（玉子）になっている人がいた。自分がご飯で、背中にクリーム色のウレタン素材のものをしょって、海苔（のように見えるもの）で巻かれていた。ちゃんとしたアメリカ人が考えた発想としては、寿司はもうアメリカ文化の一端をになっているのだなあ、と、なにか感慨を深くした。パレードでは、これがまた３時間ほど続くからすごいのだが、４０人ぐらいで全員でマイケル・ジャクソンのゾンビ・ダンス（スリラー）を完璧に踊っていたのもすごかった。全員素人らしい。この日のために特別クラスに通って、インストラクターと共に猛練習を重ねたのだそうだ。ゾンビの表情から衣装・メイクまで、丁寧に研究してあった。大の大人がまた、なんでそんなことを？と、思うなかれ。　" Let's have fun ! !  " 　アメリカ人、とりわけニューヨーカーの、生活のポリシー（！）である。


　




というわけで、いよいよ私の５枚目になりますＣＤ最新作
"I wish you love" が、本日、全国一斉に発売となります！

今回日本には、このＣＤのプロモーションのためのツアーだったわけですが、行く場所行く場所で絶賛を頂いて、ありがとうございました！　皆さんのエナジーを、ホントにうれしく受け止めました！　ますます次回作へ向けて、張り切っていきたいと思います。　まだお持ちでないかたへ。ネット通販だとアマゾンとか、 HMV、タワーレコード、新星堂、山野楽器、ディスクユニオンやセブンイレブンなど。また、全国大手CDショップ店頭で取り寄せも出来るので、ぜひ、よろしくね！