10月の3週間半の帰国時には、皆さんとお会いできてとても励みになりました。お忙しい中を駆けつけて下さって、ほんとうにありがとうございました。また次回は来年3月に、今度は関東だけでなく、関西へもぐるっと回って参ります。スケジュールは決定次第サイトにアップしますので、どうぞこんどもまた、宜しくお願いいたします。
こちらに帰国後、すぐの11月2日(日)のニューヨーク・シティマラソンでの屋外特設ステージでの演奏では、今年も約3万8千人の選手にジャズでエールを送り、あらたな感動を味わいました。一生懸命何かをやっている人を応援するのは素晴らしいことです。選手の中には、両手をサムズ・アップして、応援を返してくれる人たちもたくさんあり!
その次の週末9日にはいよいよ3度目のブルーノート・ニューヨークで、自己のレコーディング時のオリジナル・メンバーより成るバンドを率いて、もう5枚目になる最新CD「I wish you love」の、アメリカでのリリース記念パーティでした。ここニューヨークでも、多くのファンのかたがたのおかげで、ここまでやってこれました。深く感謝いたします。皆さんのサポート無しには、ピアニストという私の職業は、成り立ちません。
で、その後はサンクス・ギビング、あっという間にホリディ・シーズンに突入し、数々のホリディ関連の仕事を片付けているうちに、もうイブです。あちゃー。
昨日の午前中の仕事は、カルテットでブロンクスの小学校へ、クリスマスのコンサートでした。約98%がブラックのこの学校で、8歳児が約200人見守る中、テナー・サックスのマクゴーリー氏と共にファンク・ジャズやConfirmation (Aパートに、ジングル・ベルのメロディをFメイジャーでのせる。これは結構このシーズン、ウケる!)を演奏。彼らはハンドクラップし、踊り出し、一緒に歌ってノリまくり。200人全員の笑顔! 演奏終了後には、この子供達に囲まれて質問攻め。「何歳からピアノを始めたの?」「なんでピアノを選んだの?」「指がはやく動いてかっこよかった」「きれいな音だった」etc... 校長先生も「来年も是非!」とのこと、最後の曲では、全教師がステージ上で踊らされる羽目に・・・あふれる笑顔で終わった、最高の2時間でした。
こちらは、クリスマスのパーティはすっかり昨日までで終わり、ニューヨーカーもファミリーのもとへ。街はお正月の東京のように、閑散としています。先週金曜の吹雪で積もった雪も、昨日までずうっと零下だったので、マンハッタン内でもまだ路上に残っています。いちおう今年はホワイトクリスマス、かな。ニュースによるとアメリカ国内は、各地で吹雪や強風、大雪など異常気象で、随分飛行機がキャンセルになったり、空港で足止めされてたいへんそう。ただでさえピークのこの時期に、空港には人があふれているらしい。はやくお天気がよくなりますように。(と、のんきに祈ってるよりも、きちっとこの地球の温暖化を防ぐように、我々人間が考えて行動しなくてはならない・・・)
あと1週間で、2008年にさようなら、あっという間の1年でした・・・