今年の夏の終わりははやく、(例年アメリカでは、9月の最初の月曜を祭日レイバー・デイとし、その日限りでプールやビーチの営業も終了、)楽しかった2008年14週間の夏もすべて終わりました。本日よりどこもかしこもすっかり新学期の始まりです。今年は残念なことに9月1日がレイバー・デイにあたり、早速本日2日より、夏休み気分を吹っ飛ばし、すべて通常に戻ります。通例、ここでの夏の始まりは5月最後の月曜のメモリアル・デイから。メモリアル・デイのバーベキューに開けて、レイバー・デイのバーベキューで締めくくる、夏を盛大に楽しむアメリカ人ならではの典型的なパターンです。
NYでは夏の名残のように、今週いっぱいは暑くていいお天気のようです。今年もいい夏だった・・・ わたしはNYの夏が大好きです。こんがり感じるぐらい暑い日差しの日でも、ひとたび木立のかげに入れば、冷たい風がびゅうっと火照りを押さえてくれるのです、この絶妙なコンビネーション。気候もさることながら、夏のみの数々のいろんな楽しい催しがで行われます。毎週末のあちこちでのストリート・フェアや、(ストリートを歩行者天国にしていろんな屋台がひしめきあう)、セントラル・パークなどの公園では無料でコンサート、シェイクスピア劇、映画などが楽しめたり。マンハッタンから1時間ほど列車に乗るだけで、数多くあるビーチもその楽しみの一つです。でも、日本から旅行で来た知り合いをお誘いしたら、その歳で海なんか行くの〜?、と、驚かれてしまいました。え〜、自然を楽しむのに、歳なんか関係ないよ〜。びっくり。よく思い出してみると、日本では若いスタイルのいいひとしか海に行かない?おまけに太陽光線は肌に悪い?・・・・
こちらでは、老若男女、デブも痩せもなく、みんなが平等にビーチで波の音を聞きながら本を読んだり、水浴びしたり、リラックスして楽しみます。ビーチの数が多いせいか、週末でも、結構こんでいなくてゆったりできます。そういえば、狂牛病が日本で話題になったとき、アメリカンビーフの輸入を全面禁止して、国民全員で牛肉食べるのをやめようとしたよね・・・あれは、世界的に見るとすごいことだよ。政府が国民の食べものを制限している。こっちでは、だからどうした、という典型的西欧的風潮、あるかないかぐらいのパーセンテージのことを気にするよりも、(またその情報の確実性がいったいどのぐらい高いものか、実際のところ我々一般人が真実を知るのは難しいので)我々の楽しみを奪われたくない、私はそういうデマかも知れないようなことは気にしない、という人がほとんど。ステーキもハンバーグも、全く変わりなく、こちらでは食べ続けています。そうそう、追記ですが、こちらでは、美白、などという(化粧品会社が作り上げた宣伝のための)言葉もまず聞きません。肌が白い人もいるし、黒い人、黄色い人も、生まれ持った肌の色が一番美しいと信じているからです。